この仕事で笑えた瞬間 先輩からのメッセージ

1. 最初は、緊張と不安で笑う余裕なんてなかった
この仕事を始めた頃の私は、とにかく真面目で、慎重で、
「失敗しないように」ばかり考えていました。
- お客様を怒らせないように
- 他のキャストの迷惑にならないように
- ちゃんと覚えた通りにやらなきゃ
──そんなふうに、いつも気を張っていたから、
笑顔は作っていたけど、“心から笑う”ことはなかったように思います。
“楽しい仕事”というよりは、
“ちゃんとこなさなきゃいけない仕事”だった。
だからこそ、あの日の出来事は私にとって、忘れられない瞬間になったんです。
2. お客様との“まさかの大爆笑”が、自分をほどいた
ある日、少し年上のお客様が来店されて、
席について早々、「初めてなんですよ、こういうの」と少し緊張した様子。
「私も最初はそうでしたよ〜」なんて軽く返しながら話してたら、
話題がまさかの“変な食べ物の話”に。
「アボカドに醤油かけたらウニになるってほんまなん?」
「それ、昭和ギャグ並に懐かしいですね(笑)」
そこから笑いのスイッチが入って、
ふたりで涙が出るくらい爆笑してしまって。
“接客”というより、“素の人と人”として時間を共有できた瞬間でした。
帰り際、お客様が言ったんです。
「今日、めっちゃ笑ったわ。ほんまありがとう。来てよかった」
その言葉に、胸がぎゅっとなった。
「私もめっちゃ楽しかったです」
心からそう思ったのは、あの日がはじめてでした。
3. 笑える仕事って、めっちゃすごいことだと思う
大変なこともあるし、うまくいかない日もある。
でも、それでも「今日、楽しかったな」って思える日がある。
- 控室でのバカ話
- スタッフさんとの小競り合いみたいなやりとり
- 後輩の天然発言にツッコむ瞬間
- お客様とのまさかのシンクロネタで盛り上がる
そんな“くすっ”と笑える場面が、この仕事にはたくさんある。
最初は不安だったけど、
気づけば私は、“笑って仕事してる自分”が好きになっていました。

✍まとめ|“楽しい”と思えた日が、また頑張ろうって思わせてくれる
- この仕事にも、“笑って働ける瞬間”がちゃんとある
- 真剣にやってるからこそ、ふとした笑顔がいちばん沁みる
- 楽しさは、思いがけない形でやってくる
この仕事を「辛そう」「大変そう」って思ってる人にこそ伝えたい。
「めっちゃ笑える日もあるよ」って。
「この仕事で救われるのは、お客様だけじゃない。自分もやで」って。
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📩「笑える職場ってありますか?」ってよく聞かれます。
はい、ここ、めっちゃあります。